localStorage を使用して、メモ帳アプリを作成するサンプルアプリです。
デモ
プロジェクトをインポート
テスト環境
ファイル構成
localStorage 内のデータを処理する JavaScript ファイル
アプリ内でさまざまな処理を行う JavaScript ファイル
必要な JS/CSS コンポーネント
HTML の解説
index.html
このサンプルアプリのユーザーインターフェイスには、jQuery Mobile を使用しています。jQuery Mobile では、複数のページを 1 つの HTML ファイル内にまとめて記述できます。このアプリでも、 index.html 内に、すべてのページ ( トップページ、メモ追加ページ、詳細ページ ) を定義しています。div
タグの data-role
属性に、page
を指定して、ページを定義します。jQuery Mobile では、このように、 data-role
属性を使用して、各タグの役割を設定します。 data-role
には、他にも、header
、content
、listview
などを設定できます。jQuery Mobile のタグとコンポーネントに関しては、 jQuery Mobile Demo ( 英語ページ ) をご確認ください。
index.html
ファイル内のホーム画面の設定は、以下になります。
コピー <body>
<!-- TOP Page -->
<div data-role="page" id="TopPage">
<header data-role="header" data-position="fixed">
<h1>Monaca Memo</h1>
<a href="#AddPage" data-icon="plus" class="ui-btn-right">Add</a>
</header>
<section data-role="content">
<ul id="TopListView" data-role="listview"
data-collapsed-icon="arrow-r" data-expanded-icon="arrow-d" data-split-icon="delete">
</ul>
</section>
</div>
...
</body>
このホーム画面から、メモの追加、閲覧、削除を行えます。
index.html
ファイル内のメモの追加と保存画面の設定は、以下になります。
コピー <body>
...
<!-- Add Memo Page -->
<div data-role="page" id="AddPage">
<header data-role="header" data-position="fixed">
<a data-role="button" data-rel="back" data-icon="back">Back</a>
<h1>Add Memo</h1>
</header>
<section data-role="content">
<label for="Memo">Memo:</label>
<textarea id="Memo"></textarea>
<a data-role="button" data-icon="check" id="SaveBtn">Save</a>
</section>
</div>
...
</body>
この画面から、メモの追加と保存を行えます。
index.html
ファイル内の各メモの詳細を閲覧する画面の設定は、以下になります。
コピー <body>
...
<!-- Detail Page -->
<div data-role="page" id="ShowPage">
<header data-role="header" data-position="fixed">
<a data-role="button" data-rel="back" data-icon="back">Back</a>
<h1></h1>
</header>
<section data-role="content">
<p></p>
</section>
</div>
</body>
この画面から、各メモの詳細を閲覧できます。
JavaScript の解説
app.js
app.js
は、アプリ内のさまざまな処理を行う JavaScript ファイルです。
アプリを起動すると initTopPage()
関数を直ちに呼び出します。この関数を使用して、トップページ ( ホーム画面のページ ) の初期化を行います。ここでの初期化処理とは、保存されているメモを取得して、一覧で表示することです ( 取得処理は、memo.js
ファイル内で定義されている getMemoList()
関数を経由して行われます )。アプリの初回起動時など、既存のメモがない場合には、「 No memo found
」 が表示されます 。
この関数のソースコードを次に記します。
コピー ...
///// Initialize top page
function initTopPage () {
$ ( "#TopListView" ) .empty ();
var list = getMemoList ();
for ( var i in list) {
var memo = list[i];
var d = new Date ( memo .time);
var date = d .getFullYear () + "/" + ( d .getMonth () + 1 ) + "/" + d .getDate ();
$li = $ ( "<li><a href='#' class='show'><h3></h3><p></p></a><a href='#' class='delete'>Delete</a></li>" );
$li .data ( "id" , memo .id);
$li .find ( "h3" ) .text (date);
$li .find ( "p" ) .text ( memo .text);
$ ( "#TopListView" ) .prepend ($li);
}
if ( list . length == 0 ) {
$li = $ ( "<li>No memo found</li>" );
$ ( "#TopListView" ) .prepend ($li);
}
$ ( "#TopListView" ) .listview ( "refresh" ); // Call refresh after manipulating list
}
...
トップページ上で +Add
ボタンをクリックすると、Add Memo ( メモ追加 ) ページを表示します。メモを入力して Save
ボタンをクリックすると onSaveBtn()
関数を呼び出します。この関数内に記述された addMemo()
関数 ( memo.js
ファイルで定義 ) を経由して、localStorage に入力テキストが保存されます。そして、更新されたメモの一覧をトップページ上に表示します。この関数のソースコードを次に記します。
コピー ///// Save memo and return to top page
function onSaveBtn () {
var text = $ ( "#Memo" ) .val ();
if (text != '' ) {
// Save to local storage
addMemo (text);
// Clear form
$ ( "#Memo" ) .val ( "" );
// Initialize top page
initTopPage ();
}
$ . mobile .changePage ( "#TopPage" , { reverse : true });
}
トップページ上で一覧上のアイテムをクリックすると、 onShowLink()
関数 ( memo.js
ファイルで定義 ) を呼び出します。この関数を使用して、選択したアイテムの詳細閲覧ページとタイトル ( または、内容 ) を表示します。
この関数のソースコードを次に記します。
コピー ///// Move to detail page
function onShowLink () {
var $li = $ ( this ) .parent ();
var memoTitle = $li .find ( "h3" ) .text ();
var memoHtml = $li .find ( "p" ) .html () .replace ( /\n/ g , "<br>" );
$ ( "#ShowPage h1" ) .text (memoTitle);
$ ( "#ShowPage p" ) .html (memoHtml);
$ . mobile .changePage ( "#ShowPage" );
}
トップページ上で、各アイテムの右端に表示された delete アイコンをクリックすると、一覧上のアイテムを削除できます。アイコンをクリックすると、 onDeleteLink()
関数を呼び出します。この関数を使用して、削除を続行するかユーザーに確認するメッセージを表示します。OK
をクリックすると、deleteMemo()
関数 ( memo.js
ファイルで定義 ) を経由して、localStorage から選択したアイテムを削除します。そして、更新したメモの一覧を、トップページ上に表示します。
この関数のソースコードを次に記します。
コピー ///// Delete memo
function onDeleteLink () {
if ( ! confirm ( "Are you sure to delete this memo?" )) {
return ;
}
var $li = $ ( this ) .parent ();
var id = $li .data ( "id" );
deleteMemo (id);
initTopPage ();
// Return to top
$ . mobile .changePage ( "#TopPage" , { reverse : true });
}
memo.js
memo.js
ファイルは、localStorage に対する一連のデータ処理を行う JavaScript ファイルです。このファイル内で、次の 4 つの関数を定義しています。
getMemoList()
: localStorage に保存されたメモの一覧を取得します。
saveMemoList()
: メモの一覧を localStorage に保存します。
AddMemo()
: 新規のメモを一覧に追加して、localStorageに新規の一覧を保存します。このとき、 saveMemoList()
関数を使用します。
deleteMemo()
: メモの一覧から指定されたメモを削除して、localStorageに削除後の一覧を保存します。このとき、 saveMemoList()
関数を使用します。