Monaca CLI コマンド
コマンド | 説明 |
Monaca へのサインインします。 | |
Monaca からサインアウトします。 | |
CLI 2.x で作成したプロジェクトを最新の Monaca プロジェクト構成に更新します。 | |
他の CLI ツールを使用して作成したプロジェクトを初期化して、Monaca で実行できるようにします。 | |
Monaca のアカウント登録を行います。 | |
テンプレートを使用して、ローカルに Monaca プロジェクトを新規作成します。 | |
Monaca クラウドからプロジェクトをクローンします。 | |
Monaca クラウドからプロジェクトをインポートします。 | |
Monaca クラウドからプロジェクトをダウンロードします。 | |
Monaca クラウドへプロジェクトをアップロードします。 | |
iOS と Android のビルド用の署名設定を管理します。 | |
Monaca クラウド上で、プロジェクトをリモートビルドします。 | |
Monaca クラウド上で、プロジェクト設定を開きます。 | |
ローカル上で Web サーバーを起動させます。 | |
Monaca デバッガー上でプロジェクトを実行します。 | |
ソースコードをコード変換 ( トランスパイル ) します。 | |
Monaca CLI の設定内容を管理できます。 | |
Cordova プラグインを管理します。 | |
Monaca CLI、Onsen UIのドキュメントを表示します。 |
monaca login
Monaca クラウドにサインインします。Monaca アカウント登録時のユーザー名とパスワードを入力します。
オプション
email
: Monaca クラウドへログインするメールアドレス。
【具体例】
Monaca CLI を使用して、Monaca クラウドへログインします。
monaca logout
Monaca クラウドからサインアウトして、保持していたログイントークンを削除します。
【具体例】
Monaca CLI を使用して、Monaca クラウドからログアウトします。
monaca update
このコマンドは、Monaca CLI 3.x から利用できます。 Monaca CLI 2.x で作成した旧プロジェクトを更新するために使用されます。
非トランスパイル プロジェクト
package.json
には、以下の設定が追加されます。
monaca:preview
コマンドが、script
プロパティに追加されます。dev
コマンドが存在していない場合は、以下のコマンドがscript
プロパティに追加されます。"dev": "browser-sync start -s www/ --watch --port 8080 --ui-port 8081"
browser-sync
とbordova
が、devDependencies
として追加されます。
トランスパイル プロジェクト
package.json
には、以下の設定が追加されます。
monaca:preview
、monaca:transpile
、monaca:debug
コマンドが、script
プロパティに追加されます。dev
、build
、watch
コマンドが存在していない場合は、script
プロパティに追加されます。webpack
とcordova
を含む必須パッケージが、devDependencies
として追加されます。
Options
--force
: デフォルト設定で実行します。--createPackageJson
: プロジェクトにpackage.json
ファイルがない場合は、名前と説明を含む基本的な package.json ファイルを作成します。
Example
このコマンドの使用例です。
monaca init
このコマンドは、Monaca CLI 3.x から利用できます。 Monaca( Monaca CLI、Monaca クラウド IDE、Monaca Localkit )で実行できるように、他の CLI ツールを使用して作成したプロジェクトを初期化します。 以下のリソースがプロジェクトに追加されます。
www/components
: JS/CSS コンポーネント用フォルダーとリソースファイル。config.xml
: Cordova アプリ用グローバル設定ファイル。res
: Android、iOS、Window 用アイコンとスプラッシュ画像用フォルダーとリソースファイル。cordova
: Cordova 7.1 では、プロジェクトの package.json に cordova の設定がない場合は、devDependencies としてインストールされます。.monaca/project_info.json
: Cordova バージョンとフレームワークバージョンなどの情報を含む JSON ファイル。
Example
このコマンドの使用例です。
monaca signup
Monaca クラウド にサインアップします。 ユーザーの資格情報を要求する画面が表示されます。
monaca create
指定したパスのテンプレートから新しいローカル Monaca プロジェクトを作成します。 Monaca クラウドが提供しているテンプレートの中から、使用するテンプレートを選択します。 指定された保存場所に、選択されたテンプレートが置かれます。
path
: プロジェクトファイルの保存先
オプション
--
url: Monaca テンプレート zip ファイルの URL--
template-list: 利用可能な Monaca テンプレートのリストを出力します。--
template: プロジェクト作成に使用するMonaca テンプレートの名前。
【具体例】
Monaca CLI を使用して、Monaca プロジェクトを作成します。
monaca clone
Monaca クラウド上に置かれているプロジェクトを、ローカルへクローンします。Monaca クラウド上に置かれているプロジェクトの一覧が表示されます。プロジェクトを選択し、次に、保存先を指定します。
Monaca クラウドからローカル PC にプロジェクトをクローンする場合には、クローンしたプロジェクトに関する「 クラウド同期情報 」 が作成 ・ 保持されます。この情報が作成 ・ 保持されている場合、プロジェクトをローカルで修正した後、Monaca クラウドにアップロード ( monaca upload を使用 ) したときには、同一プロジェクト内の古いファイルが、上書きされます。
【具体例】
次の例では、Monaca クラウド上のプロジェクト「 Memo Application
」を、ローカルの「 CloneMemoProjectn
」フォルダーへクローンしています。
monaca import
Monaca クラウド上に置かれているプロジェクトをインポートします。Monaca クラウド上に置かれているプロジェクトの一覧が表示されます。プロジェクトを選択し、次に、保存先を指定します。
Monaca クラウドからローカル PC にプロジェクトをインポートする場合には、インポートしたプロジェクトに関する 「 クラウド同期情報 」 は作成されません。この情報が作成されない場合、プロジェクトをローカルで修正した後、Monaca クラウドにアップロード ( monaca upload を使用 ) したときには、アップロードしたプロジェクトは、新規のプロジェクトとして、取り扱われます。
【具体例】
次の例では、Monaca クラウド上のプロジェクト「 Memo Application
」を、ローカルの「 ImportedMemoApplication
」フォルダーへインポートしています。
monaca download
Monaca クラウド上で同期対象のプロジェクトに対して行った更新・修正箇所をダウンロードします。
このコマンドを実行すると、ローカルのプロジェクトに、変更を反映できます。Monaca クラウド上に存在するプロジェクトと同一のプロジェクトが、ローカルに存在しない場合、このコマンドは使用できません。
オプション
--delete
: Monaca クラウド上に存在しないローカルファイルを削除します。--force
: 処理の実行時、ユーザー側に確認しません。--dry-run
: ダウンロード処理をシュミレートします。出力として、ダウンロード対象のファイルを表示します。シュミレートのみで、実際のダウンロードは行われません。
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、次に、さまざまなオプションを使用して monaca download
コマンドを実行し、出力を確認してみましょう。
monaca upload
ローカルのプロジェクトを Monaca クラウドへアップロードします ( プロジェクトが置かれたディレクトリーのルートへ移動して、コマンドを実行します )。ローカルとクラウド間 ( 既存のファイルがクラウド上にあれば ) のファイルは比較され、新規ファイルまたは更新ファイルがあれば、そのファイルのみアップロードされます。アップロード処理は、プロジェクトの種類により、下記のように異なります。
アップロード対象のプロジェクトが 「 新規プロジェクト」 または 「 インポートしたプロジェクト 」の場合、新規のプロジェクトとして、関連するファイルのすべてが Monaca クラウドへアップロードされます。
アップロード対象のプロジェクトが 「 クローンしたプロジェクト 」場合、Monaca クラウド上に置かれている、クローン元のプロジェクトが上書きされます ( 新規ファイルまたは更新ファイルのみ、アップロードされます )。
トランスパイルが必要なプロジェクトに関しては、monaca upload
コマンドの実行時、アップロード処理が始まる前に、プロジェクトがコード変換 ( トランスパイル / Transpile ) されます。
オプション
--delete
: ローカルに存在しないファイルが、Monaca クラウド上に存在する場合、クラウド上のこれらのファイルを削除します。--force
: 処理の実行時、ユーザー側に確認しません。--dry-run
: アップロード処理をシュミレートします。出力として、アップロード対象のファイルを表示します。シュミレートのみで、実際のアップロードは行われません。
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、さまざまな オプション を組み合わせて、monaca upload
コマンドを実行し、出力を確認してみましょう。
monaca signing
iOS および Android ビルド用の署名設定を管理します。
action
generate
:keystore
やpkcsr
で使うことができます。upload
:keystore
、pkcs12
、certificate
、provisioning
で使うことができます。add
:alias
で使うことができます。remove
:alias
、pkcs12
、certificate
、provisioning
で使うことができます。export
:keystore
、pkcsr
で使うことができます。
item
alias
: キーストアファイル内のエイリアス。keystore
: Android キーストア。pkcsr
: CSR ( 証明書署名要求 ) ファイル。pkcs12
: 証明書付きの秘密鍵。certificate
: iOS 証明書。provisioning
: iOS プロビジョニングプロファイル。
iOS および Android のビルド設定 ( キーストア、秘密鍵、証明書およびプロビジョニングプロファイルを含む ) の署名または作成方法の詳細については、 iOS のビルド設定 と Android キーストア ( KeyStore ) の設定 を参照してください。
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、次のようにコマンドを使用します。
monaca remote build
Monaca クラウド上でプロジェクトをビルドします。Monaca クラウド上に、対象のプロジェクトが存在しない場合、ビルドを開始する前に、対象のプロジェクトが自動的にアップロードされます。一方、Monaca クラウド上に、対象のプロジェクトがすでに存在する場合には、ローカルで行った更新・修正は、ビルドを開始する前に、対象のプロジェクトに反映 ( アップロード ) されます。
次の点に関する詳細は、Monaca アプリのビルド をご確認ください。
各プラットフォーム向けのビルドの設定方法
ビルドの種類
各プラットフォーム向けアプリのビルド方法
ビルド済みアプリの入手方法・インストール方法
platform
: ビルド対象のプラットフォームを指定します。ios
、android
、windows
のいずれかを指定します。
オプション
--build-type
: ビルドの種類を指定します。指定できるオプションを、次に記します。debug
( iOS、Android、Windows 向け) デフォルトオプションsimulator, adhoc ( iOS 向け )
debugger, inapp_updater ( iOS、Android 向け )
release
( iOS、Android 向け )
--output
: ビルド済みファイルを保存するディレクトリーを指定します ( ファイル名まで含む )。--android_webview
: (Android のみ) Webview のタイプを選択します。default
、crosswalk
のいずれかを指定します。--android_arch
: (Android のみ)--android_webview
をcrosswalk
に指定した場合、こちらは必須オプションになります。値は、x86
、arm
のいずれかを指定します。--skipUpload
: クラウドへローカルプロジェクトをアップロードする処理をスキップします。--skipTranspile
: クラウドへローカルプロジェクトをアップロードする時にトランスパイル処理をスキップします。--browser
: ブラウザー上で [ ビルド設定 ] 画面を開きます ( 下のスクリーンショットを参照のこと )。
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、さまざまなオプションを組み合わせてコマンドを実行してみましょう。
monaca remote config
Monaca クラウド上でプロジェクト設定を開きます。
設定が完了したら、 monaca download
を実行して変更した設定内容をローカルに反映してください。
オプション
--skipUpload
: クラウドへローカルプロジェクトをアップロードする処理をスキップします。--skipTranspile
: クラウドへローカルプロジェクトをアップロードする時にトランスパイル処理をスキップします。
【具体例】
対象のプロジェクトフォルダに移動し、次のコマンドを実行してください:
monaca preview
ローカル上で Web サーバーを起動後、ブラウザー上でアプリを起動させます ( www
下のアセットがブラウザー上で使用できる状態になります )。このコマンドを実行すると、ファイルシステム上のファイルを監視し、ファイルが変更された場合には、ブラウザー上にも即反映させます。package.json で定義された npm run monaca:preview
を実行します。
トランスパイルが必要なプロジェクトに関しては、monaca preview
コマンドの実行時、プレビュー画面の起動前に、メモリー上でプロジェクトがコード変換されます。また、プレビュー画面を起動させた状態で、プロジェクトファイルを修正したときにも、コード変換処理が行われ、修正されたファイルの内容がプレビュー画面上に反映されます。
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、monaca preview
コマンドを実行します。実行後、ブラウザーが起動してプロジェクトが実行されます。
monaca preview
の処理を停止する場合には、Ctrl+c
を押します。
monaca debug
端末上でアプリをデバッグするためのコマンドです。ローカルで行った、ファイルへの変更は、デバッガー上にも即反映されます。このコマンドを実行すると、Web サーバーが起動され、Monaca デバッガーからの接続を待ち受けます。また、同時に、対象のローカルネットワーク上に接続されているデバッガーに対して、接続するか確認するメッセージが送信されます。package.json で定義された npm run monaca:debug
を実行します。
トランスパイルが必要なプロジェクトに関しては、monaca debug
コマンドの実行時、Monaca デバッガーへプロジェクトファイルが送信される前に、プロジェクトがコード変換 ( トランスパイル / Transpile ) されます。また、デバッガーを実行している状態で、プロジェクトファイルを修正したときにも、コード変換処理が行われ、修正されたファイルの内容がデバッガー上に反映されます。
オプション
paths
: ディレクトリー ( 現在開いているディレクトリーの場合には、省略可 )--port
: HTTP の待ち受けポート番号 ( デフォルトは、8001 )
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、monaca debug
コマンドを実行します。実行後、Monaca デバッガーの ローカルプロジェクト 下に対象のプロジェクトが表示されていることを確認し、プロジェクトをタップして実行してみましょう。次に、プロジェクトに変更を加え、保存して、プロジェクトに変更点が即反映されることを確認してみましょう。
このコマンドの実行時、次のようなダイアログ ( 左 ) または通知 ( 右 ) が表示されます。ダイアログには、ペアリングを行うか確認するメッセージが表示されます。また、通知には、ネットワーク接続の状態が表示されます。なにか問題がある場合には、Monaca デバッガーとのペアリングが失敗する場合 をご確認ください。
接続確認用ダイアログ & ネットワーク接続完了の通知
monaca debug
の処理を停止する場合には、Ctrl+c
を押します。
monaca transpile
ReactJS、VueJS、Angular プロジェクトなど、トランスパイルが必要なプロジェクトをトランスパイルします。package.json で定義された npm run monaca:transpile
を実行します。
【具体例】
対象のプロジェクトフォルダーへ移動して、monaca transpile
コマンドを実行します ( コード変換が可能なプロジェクトであること )。実行後、コード変換が実行されます。
monaca config
プロキシおよび API エンドポイントの設定内容を管理できます。
オプション
proxy <url>
: が設定されていない場合は、現在のプロキシサーバーが表示されます。endpoint <url>
: が設定されていない場合は、現在の API エンドポイントが表示されます。--help
: ヘルプを表示します。--reset
: デフォルト値にリセットします。
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、次のようにコマンドを使用します。
monaca plugin
プロジェクトで使用するプラグインを管理します。プラグインの追加、削除、インストール済みのプラグイン一覧を行うことができます。
オプション
add <plugin>
: プラグインを追加します。rm <plugin>
: プラグインを削除します。
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、次のようにコマンドを使用します。
monaca docs
Monaca CLI 、Onsen UI のドキュメントを表示します。
オプション
onsen
: ブラウザで Onsen UI ドキュメントを開きます。usage
: ブラウザで Monaca CLI ドキュメントを開きます。
【具体例】
プロジェクトフォルダーへ移動して、次のようにコマンドを使用します。
最終更新