Cordova プラグイン
カメラ、ファイルシステム、端末側のストレージなど、端末側のネイティブ機能を使用する場合には、通常、ネイティブコードが必要となりますが、Cordova を使用すれば、JavaScript を使用してこれらのネイティブ機能へアクセスすることができます。
具体的には、Cordova が提供しているデバイス系の API を使用することで、端末側のネイティブ機能に JavaScript からアクセスできるようになります。Monaca では、Cordova を採用し、JavaScript 経由でハイブリッドアプリ内から端末側のネイティブ機能へアクセスしています。
Cordova に関する詳細は、こちら をご確認ください。
Cordova の読み込み
Cordova が完全に読み込まれる前に、デバイス API ( Cordova プラグイン ) を使用することはできません。deviceready
イベントは、Cordova が完全に読み込まれた際に起動します。deviceready イベント発生後、安全に Cordova API を呼び出すことができます。通常、アプリケーションは、HTML ドキュメントの DOM がロードされると、イベントリスナーを document.addEventListener
でアタッチします。
例として、Camera API を使用して Camera 機能を起動します。 下記のコードをコピーして Monaca クラウド IDE のプロジェクトに貼り付け、Monaca デバッガー で実行してみましょう。
このコードは Cordova 7.1 向けです。端末の種類によっては、動作が異なる場合があります。
Cordova のバージョンアップグレード
プロジェクトの Cordova バージョンは、次の手順でアップグレードができます。
Monaca クラウド IDE から、
設定 → Cordova プラグインの管理
を選択します。アップグレードリンクをクリックします。
なお、新規に作成されたプロジェクトは、Monaca で利用可能な最新の Cordova バージョンが自動的に適用されます。
Monaca の Cordova バージョンはダウングレードできません。
Monaca 側で用意している Cordova プラグイン
Monaca クラウド IDE の Cordova プラグインページから直接、「 基本プラグイン 」と、いくつかの「 サードパーティー製プラグイン 」を 有効
にすることができます。
基本プラグインとは、バッテリー情報の取得 API、カメラ API、住所録の取得 API、端末情報の取得 API など、以前から Cordova 側で提供していた API を指します。詳細は、 基本プラグイン をご確認ください。
サードパーティー製プラグインとは、上記以外の Cordova プラグインを指します。Monaca クラウド IDE でも、複数のサードパーティー製プラグイン を提供しており、プロジェクトに追加することができます。
Cordova プラグイン のインポート
プロジェクトへの Cordova プラグインのインポートは、次の手順になります。
1. Monaca クラウド IDE 上で、 設定 → Cordova プラグインの管理
を選択します。
2. [ Cordova プラグイン ] ページが表示されます。ここでは、基本プラグインとサードパーティー製プラグインが一覧表示されます。プロジェクトにプラグインを追加する場合は、対象プラグインの横に表示された 有効 ボタンをクリックします ( 対象のプラグインのアイコン上に、マウスを持ってきます )。希望するプラグインが一覧上にない場合には、Cordova プラグインのインポート ボタンをクリックして、サードパーティー製ラグインもインポートできます。なお、サードパーティー製プラグインを追加したプロジェクトを、Monaca デバッガー上で実行する場合には、カスタムビルド版の Monaca デバッガーが必要になります。詳細は、ユーザー Cordova プラグインと Monaca デバッガー をご確認ください。
3. プラグインを有効化またはインポートした後、プラグイン側の設定を行う必要がある場合は、対象のプラグインの横に表示された 設定
ボタンをクリックします ( 対象のプラグインのアイコン上に、マウスを持ってきます )。設定用ダイアログに、プラグインのバージョンや必要なパラメーターなどを設定します。
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