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Windows アプリのビルド

Cordova 9.0 以降の Windows ビルドにつきましては、Electron アプリでの対応になります。 Electron アプリの Windows ビルドにつきましては、こちらを確認ください Cordova 7.1 プロジェクトでは、Windowsビルドをご利用いただけます。

Windows ストアアプリ

Windows ストアアプリは、HTML5 と JavaScript で作成され、WinRT アーキテクチャー上で、ネイティブと同じように実行されます。また、Monaca で作成したアプリにも、Visual Studio などで作成したアプリと同じ機能が実装されており、WinJS を含む、すべてのネイティブ機能を使用できます。
また、Windows ストアアプリは、Windows および Windows RT を搭載した PC とタブレット上で動作します。なお、Monaca では、Windows ストア向けのビルド ( リリースビルド ) をサポートしていないため、Windows ストア向けにアプリを作成する場合には、Visual Studio などを使用して、別途、アプリを再ビルドする必要があります。
また、Windows ストアアプリには、Android と iOS にはない制約があります。
  • Trident/Chakra ( レンダリングエンジン/JavaScript エンジン )のストアアプリ向けの実行モードで、HTML5 と JavaScriptは実行されるため、標準メソッドと機能の一部に、サポートされていないものがあります( Trident は、IE と同じ描画エンジンでもあります )。詳細は、「 HTML, CSS, and JavaScript features and difference 」 ( 外部サイト ) をご確認ください。

事前準備

Windows アプリの構築には、Microsoft 社が発行する、有効な開発者用ライセンスが必要です。ライセンス自体は無料ですが、Microsoft アカウントが必要です。ライセンスを取得する場合には、最初に こちら で登録をします。

ステップ 1 : Windows アプリの設定

  1. 1.
    Monaca クラウド IDE のメニューから、設定 → Windows アプリ設定を選択します。
  2. 2.
    アプリに関する情報を入力します。
    パッケージ証明書キー        
    Monaca アプリを Windows アプリに変換 ( 再コンパイル ) するときに、この証明書を使用します。また、この証明書は、サイドローディング ( side-loading ) を行うとき、および、Windows ストアに申請するときにも使用されます。既存の証明書がなければ、Windows アプリを初めてビルドするときに、証明書は自動的に発行されます。既存の証明書ファイルをアップロードする場合には、パスワード無しの PKCS#7 形式のファイルを使用します。
    アプリ表示名
    アプリの名前を入力します。スタート画面に表示されます。
    パッケージ表示名
    パッケージ名を入力します。
    短い名前 / 略称
    タスクバーに表示する文字を入力します。
    名前の表示
    スタート画面 ( Windows 8 以上 ) 上に表示されるロゴのデフォルト設定を選択します。
    バージョン
    アプリのバージョン番号を入力します。バージョン番号には、ドット区切りの数値を使用します ( 例 : 1.0.0 )。
    説明
    アプリの概要を入力します。
    発行者表示名
    開発者名、開発グループ名、企業名などを入力します。
    アーキテクチャー
    CPU のアーキテクチャーを選択します。AnyCPU、x86、x64、Arm のいずれかのオプションを選択します。
3. 設定後、保存する をクリックします。

ステップ 2 : アプリのビルド

  1. 1.
    Monaca クラウド IDE のメニューから、ビルド → Windows アプリのビルドを選択します。
  2. 2.
    ビルドを開始する ボタンをクリックします。
3. ビルド後、zip ファイルをダウンロードします。

ステップ 3 : アプリのインストール

  1. 1.
    先ほどダウンロードした zip ファイルを解凍します。
  2. 2.
    解凍したフォルダー内の Add-AppDevPackage.ps1 ファイルを右クリックしてPowerShell で実行 を選択すると、インストールが始まります。
3. 選択したファイルを開くか確認するメッセージが表示されます。開く をクリックします。
4. [ Enter ] を押して、処理を続けます。
5. 管理者権限を付与するかを確認するメッセージが表示されます [ ユーザーアカウント制御 ( UAC ) 機能 が有効な場合 ]。はい をクリックします。
6. PowerShell のウィンドウ上に、次のメッセージが表示されます。 R と入力します。
7. Y ( はい ) を入力します。
8 インストール後、[ Enter ] を押します。
9. これで、インストールが完了しました。次に、アプリビュー ( アプリ一覧 ) 上にアプリが追加されていることを確認します。
10. アプリをクリックして、起動します。