概要
Monaca CLI は、ローカル環境用の開発ツールです。Monaca アプリをローカルで開発するときに使用できます。Monaca CLI では、コマンドライン形式のインターフェイスが提供されています。また、CLI 経由で、ローカル PC から Monaca クラウドのサービスを使用することもできます。Monaca CLI 上では、次の作業を行えます。
- ローカル上でのプロジェクトの新規作成、Monaca クラウド上に保存されたプロジェクトのインポート ( クラウドからローカルへ ) またはクローン。
- お好みのコードエディターを使用した、Monacaアプリの開発。お好きなコードエディターを使用して、プロジェクトの作成からビルドまでの工程を、ローカル上で行えるようになります。
- インスペクタを使用した、アプリのデバッグ。
- プロジェクトのコード変換 ( トランスパイル )。コード変換の対象と なるプロジェクトは、React.jsプロジェクト、Angular2 プロジェクトなどです。
- プロジェクトのリモートビルド ( ローカル上での各種セットアッ プは必要ありません ) 。
次のコマンドを使用して、Monaca CLI をインストールします。
$ npm install -g monaca
いくつかのシステムでは、インストールする権限が必要になるため、コマンドの前に sudo を追加する必要があります。
$ sudo npm install -g monaca
現在インストールされている Monaca CLI のバージョンを確認する場合には、
monaca
コマンドを使用します。また、最新の Monaca CLI にアップグレードする場合には、上記のコマンドを使用して、再度、インストールを行います。最新の JS フレームワークの中には、JSX などとのやり取りを行うために独自の言語を作成したものや、ネイティブ JavaScript で利 用できない拡張機能 ( TypeScriptなど ) を統合したものがあります。トランスパイル処理では、これらの言語で書かれたコードを最新のブラウザ / WebView で実行可能なネイティブ JavaScript コードに変換します。トラインスパイル処理は、WebPack を利用して実行しています。
この処理は、Vue, React, Angular2 テンプレートで実行できます。実行方法は下の 2 つがあります。
- 1.
monaca transpile
: プロジェクトに対してトランスパイラーを実行します。 - 2.
monaca preview
:--watch
オプション付きのプレビューです。このコマンドを実行すると、HTTP サーバーが起動し、アプリのコンテンツを表示してくれます。
特定のファイルやフォルダを除外して Monaca クラウドにアップロードしたくない場合があります。 この場合は、プロジェクトのルートディレクトリにある
.monacaignore
ファイルを編集して、特定のファイルやフォルダを設定することができます。monacaignore
は、.gitignore
と同じパターンを使用しています。.monacaignore
ファイルのデフォルト設定は次のとおりです。/.monaca/*
!/.monaca/project_info.json
/platforms
.DS_Store
*.swp
.vscode/
typings/
node_modules
.git
参考ページ
最終更新 2yr ago